京都アニメーションのこと
こんばんは。ウエつかさです。
今回、自分自身の気持ちの整理をするために書いています。
共感を得るためとか誰かの気持ちを否定したりするつもりではなく、ただただ7月18日に起こった事件を知り、そして今も尚続いているこの状況、そしてやりきれない気持ちを少しでも外に置いておかないとこのままだとしんどすぎるなと思ったので書いています。
ひょっとしたらそのうち削除するかもしれません。
報道を見る度に深呼吸をして今見ても大丈夫だな、と自分に問いかけて大丈夫なときにしか京都アニメーションのニュースが見られません。とてもじゃないのですが、しんどいのです。心がしんどい。悲しい知らせかと思うと辛くて。
なので、この記事も大丈夫な人だけ、開いてください。
7月18日(木)に事件は起こりました。
京都アニメーション放火事件。
悲しい。
ただただ、悲しい。
そして、やり場のない怒り。
この事件には犯人がいるということ。
彼をどうこうしたところで時は戻らないし、誰も帰っては来ない。
悲しい。
何故、このようなことをしなければならなかったのか。
何故、このようなことでしかならなかったのか。
何故。何故。何故。
でも、もうそれも小さな事なのだ。
スタジオでアニメを作っていただけなのに。作業をしていただけなのに。何故、命を奪われなければならなかったのか。何故。決して、まともな理由がそこにあるはずはない。
そもそも、ありえないことなのだ。
アニメ業界にいた人間だからセキュリティの甘さも知っているし、変な奴が日々、脅迫してきたりしていることも知っている。
自分の思い通りにアニメ化が成されなかっただけで文句を書き込み、殺害予告などを書き込む。少し作画のクオリティが落ちただけで作画崩壊だと煽る。
アニメが空から降ってくると思っているんだろうか。
そのアニメの奥に作り手がいるということを分かっているのだろうか。
ネットの大半は匿名だから、映画館で見たあと往来で酷評しているオタク達、近くに作り手がいないから発言しているんだろう。
まぁでも別にいい。そうやってそこで一線を越えずに文句だけ言っててくれるなら。
そこにいてくれ。そこでとどまっていろ。
ただ、こいつはわかっていたんだろうな。この火を点けた奴は。
アニメを作っている人間がいるということを。
だから、作品ではなく明確に企業を作り手達に殺意を悪意を向けた。
そして、一線を越えてしまった。
怒りが沸いてくる。だが、すぐに怒りは悲しみに上書きされる。
どれだけ何をしようが時は戻らない。
起きてしまった事件を無かったことには出来ない。
悲しいけど現実に起きてしまったことなのだ。
自分に出来ることは何だろうかとぐるぐると考えている。
アニメ業界で頑張っている大人達がたくさんいることを少しでもして欲しくて「アニメ制作会社、制作部。」というシナリオ小説本を同人誌として出している。
これも長いシリーズになってしまった。
「アニメ業界で働いている全ての人々に感謝と敬意を込めて。」
必ずあとがきはこの言葉で締めている。
私はアニメ業界が好きである。アニメも好きだが、あの空間で働いている大人達が好きだ。そして、そこにいる人たちが、ただただ理不尽な暴力や事件に巻き込まれていくのは見るに堪えない。
ただただ、悔しい。
ただただ、悲しい。
まだしばらくは気持ちの整理がつきそうもない。
そして、自分に出来ることは何だろうかということも。
昨晩のニュースで亡くなられた方が35名になったと知る。
もちろんまだ入院されている方々もいる。
そして、スタジオの建物は丸々焼けてしまっている。
まだ、…は途方もなく遠い。
もう二度とこのような事件が起きないことを祈るばかりです。
多くのアニメ関係者がこの件に関して、感情のままに吐き出すことが出来たらどれだけ楽なことだろうか、お察しします。
謹んでご冥福をお祈り申し上げますと共に、ご遺族の皆様には心よりお悔やみ申し上げます。またお怪我をされた皆様に関しましては、一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
京都アニメーションの作品が今後も誰かの光になりますように。
そして、再び新たな作品を生み出してくれるその日をお待ちしております。